2016.07.04
日常
太鼓橋
7月4日(月)
真夏のような暑さの中、木陰にある太鼓橋に年中の子ども達が挑戦していました。太鼓橋は誰でも上まで登ることはできますが、その後どうしていいか分からなくなることが多く、上で立ち往生して助けを求めます。
新学期の初めの頃は、そういう子がたくさんいます。そして無理に降りようとして落ちたり、横棒に頭をぶつけたりして怪我をすることがあります。ですから、子どもが上りたいという時には、必ず一人先生がついてけががないように見守ります。そして、どう降りたら安全化を教えていきます。
ちょっと難しいのですが、降りる時は、足だけ下に出して1本飛ばして向こうの横棒にしたから足をかけます。
そして足を引っ掛けたら離さないようにして、手で胸の前の横棒をしっかり掴み体をそらせて両手と両足で体を支えエビぞりでぶら下がります。ここまでの一連の動作が分かるまでは、先生が手を貸してあげて安全に覚えさせます。
両手と両足でエビぞりができると、「1,2,3。」と数えさせてから両足を離してますっぐにぶる下がり下に降ります。安全にうまくこれができるようになると、繰り返し登っては降りることを楽しみます。慣れてくるとただ降りるのでなく、体を前後に振って降りることを楽しむようになります。
年中の子ども達は、ほとんどの子どもがそれをできるので、次々に太鼓橋に登って来て前の子が降りると次の子が降りるというように、ほとんど切れ目なく上ったり下りたりします。
子ども達は、自分がどこまでの高さならちゃんと降りられるか知っていて、自分の力にあった高さから降ります。
そしてその高さで自信がつくと、次はもう1段上まで登りそこから降ります。登ったり下りたりを楽しみながら、だんだんと自分に力をつけていきます。いくら力をつけ、安全に登ったり降りたりができるようになったから安全を確保する先生は必要です。
太鼓橋でつけた力は、鉄棒にも木登りにもつながっていきます。登って降りるだけの単純な遊びですが、その後の遊びの発展性を考えるとこの太鼓橋はとても重要です。