2016.10.19
日常
「警察でーす!」(年少組)
10月19日(水)
年少の子どもたち数人が集まって、楽しそうに話していました。よく見ると、お菓子の空き箱にリボンをつけたものをベルトに着けて身に着けたり、小さい箱だけをベルトに着けて頭に被ったりしていました。
子ども達は、ベルトに着けたお菓子の箱からリボンで繋がった一回り箱を出して耳に当て、「警察でーす!警察でーす!」としゃべり始めました。どうやら警察ごっこをしているようです。お菓子の空き箱で作ったのは、無線電話のようでした。
園庭のあちらこちらで、「警察でーす!警察でーす!」と言いながら、何かを探していました。そして、何があったかよく分かりませんが、氷鬼をしていた先生を捕まえて、「逮捕します!逮捕します!」嬉しそうにしがみ付いていました。
暫くして、満3歳児学級たんぽぽ組の子ども達が先生と電車ごっこをしているのを見つけ、そこに行きました。そして、また無線を取り出して「警察でーす!」を始めました。今度は逮捕ではなく、「通りまーす!通りまーす!」と言いながら電車の誘導を始めました。
たんぽぽ組の電車は、その誘導に従って進んでいきました。途中で先生が抜けると、電車のたんぽぽ組の子どもは、このまま進んでもいいのかなという顔で立ち止まりました。警察ごっこの年少の子ども達は、そんなこと構わずに「こっちでーす!こっちでーす!」と一生懸命に誘導していました。
ちょっとした切っ掛けで始まった警察ごっこのようですが、お菓子の箱で作った無線のかっこよさとそれを使ってやり取りをしたり警察の仕事の真似をしたりする面白さで、いろいろな姿が出てきたようです。それにしても、誘導の仕事を真似るなんて子どもの興味の先は分からないものです。