2016.10.21
日常
避難訓練と高台避難
10月21日(金)
今日は、地震を想定した避難訓練がありました。非常放送のサイレンが鳴ると、園庭では子ども達はその場にしゃがんで手で頭を守り、口を閉じて放送を聞きます。
放送で避難場所が知らされると、静かにその場所に移動を始めます。近くに先生のいる子ども達は、先生と一緒に避難場所に移動します。
避難場所に集まると、先生が子どもの人数を確認し教頭に報告します。園舎内や園庭のあちこちに残っている子どもがいないか、担当の先生が確認してこれも教頭に報告します。
全員が避難できたことを確認すると、今日の避難訓練について園長や教頭から話があります。その後で学級担任が、学級の子どもに話をして避難訓練は終わります。
今日は、地震の後「津波の心配がある」という想定で、年少と年中の子ども達が高台の公園へ逃げる訓練もしました。年長の子どもは、これまで何回も経験しているので、今回は園に残りました。
ほとんどの年中の子どもは高台の公園に避難する訓練の経験がありますが、年少の子どもは初めてです。年少の子どもなりに津波から自分たちの命を守るという気持ちはあるようですが、集団で急ぎ足で町中を高台の公園まで逃げるということで、ずいぶん緊張していました。
年中の子どもはずいぶんしっかり歩いて、年中らしい姿を見せていました。年少の子どもの中には、まだまだ途中でだらけてしまう姿もありますが、多くの子どもは高台まで一生懸命歩いていました。町の人達は何事かという顔で子ども達の急ぎ足の様子を見ていました。そんな人たちに何をしているか分かるように、先生は、「避難訓練中」というゼッケンをつけていました。
公園に着くのに、年中と年少ではだいぶ差がありました。公園では、年中の子どもも年少の子どももほっとしたような顔をしていました。先生の話を聞き、園に帰ってきました。
年中の子どもも、初めての年少の子どももこれから何回か同じような経験をすると、もっともっとしっかり高台まで歩けるようになると思います。次の機会には、全園児で高台の公園まで避難する経験をさせたいと思っています。