2018.04.16
日常
僕たち、私たちのお化け屋敷!
平成30年4月16日(月)
休み明けの月曜日、クワの実がうっすら赤く色づいてきました。年長児は、「これはまだまだ食べられないね!」とつぶやいていました。「まだまだ…」どの位色づいたら、甘みがあるのかということが、昨年までの体験を通して分かっているのですね。年長児ならではのつぶやきだと思いました。今年は食べ頃を年長児に聞いてみたいと思います。
先週から年長児が廊下で、友達と「おばけやしき」という共通のイメージをもって遊んでいます。「おばけやしき」というイメージの中で、「歯医者さん」「お風呂」「子どもになっちゃうお部屋…。」「美容室」等のいろいろなごっこ遊びが展開されています。思い思いに遊んでいるのですが、「おばけ」という共通のイメージはしっかりもっていて、「歯が抜かれてしまうこわい歯医者さんです!」等と必ずどこかで「おばけ」「こわい」といった言葉が出てくるのです。子どもたちは互いに、友達の楽しい動きを受け止め合っていました。
今日は、子どもたちが登園してくると、窓のところが少し暗くなっていました。これは教師が遊びが広がるように設定しておきました。そのヒントから、「もっと暗くした方したいね…」「もっと怖くしたいな…」といった思いが出てきました。「先生、大きな布がほしいな。」教師はその姿を予測して、準備していた布を差し出しました。
入り口付近に、大きな布を取り付けると、囲われた部分がちょっぴり暗くなり、おばけやしきの雰囲気になってきました。自分たちで考えていたおばけやしきに少し近づいたのでしょうか。中では、早速おばけになって遊ぶ声が聞こえていました。
自分のやりたいことを見つけ、それを少しずつ実現し、翌日につなげて遊んでいる子どもたちは充実感をもった表情になっています。新学年がスタートして間もないですが、このように少しずつ安定して遊ぶ姿が見られている年長組です。