2017.02.27
日常
避難訓練に向けての一斉活動(満3歳児学級)
2月27日(月)
満3歳児学級が、一斉活動の準備をしていました。遊びの後なので、子ども達はトイレに行ったり手洗いやうがいをしたりして、終わった順に部屋に集まってきました。
ほとんどの子が集まると、先生は「アンパンマン」の手遊び歌を歌いながら、「だれか先生をしてくれる人?」と言いました。男の子が、「はあい。」と言って集まった子ども達の前に出て、先生の歌に合わせながら「アンパンマン」の手遊びの先生役を始めました。
先生は、「アンパンマン」の歌を歌いながらトイレや手洗いがまだ終わっていない子の世話をしていました。歌が終わると、先生は「次に先生をしてくれる人?」とまた別の子に先生役をお願いしました。今度は女の子が2人出てきて、歌に合わせて先生役をしていました。
最後の子も準備ができると、先生も子ども達に交じって「アンパンマン」の歌を歌いながら手遊びを始めました。
全員が揃うと朝の挨拶をして、先生が「大きくなったら」の手遊び歌を始めました。子ども達は、子どもが先生役で手遊びをしていた時も楽しそうでしたが、それよりもっと楽しそうな表情で「大きくなったら」の手遊びをしていました。
皆で手遊びを楽しんだ後、先生は今日ある避難訓練の話を始めました。2月に入園してきた子どもがいて、初めて避難訓練に参加するからです。サイレンの音に驚いたりしないようにするためです。先生が「地震が起きたり火事になったりした時に、サイレンを鳴らして皆に知らせるんだよ。だから驚かないでね。」という話をして、「地震の時はどうするんだっけ?」と避難訓練を何回か経験している子たちに聞きました。子ども達の何人かが手で頭を覆いました。「立っていてもいいのかな?」というと「しゃがむの。」という声が返ってきました。
「どうして手で頭を隠すの?」と先生が言うと、「何か落っこちてくるから。」と子ども達は答えます。先生が、洗面器を子ども達の頭の上に落とす真似をして、手で覆うことの大事さを教えていました。
その後で、先生は耳をしっかり働かせることや火事の時は口を手やタオルで覆うことなどの話をしました。
避難訓練の時、サイレンが鳴ると子ども達は、頭を手で覆って先生の側にしゃがみました。放送で、火事の避難訓練だとわかると、避難の時に手で口を覆って集まる場所に移動していました。
満3歳の子どもでも毎月訓練をして、そのたびに地震や火事の時にどうするか教えていると、非常放送のサイレンが鳴ると反射的に避難の態勢を取ります。実際の地震の時はサイレンより先に揺れが来ます。その時に子ども達はどうするかは分かりません。でも、反射的に避難の態勢が取れれば、被害が少なくなるのではないでしょうか。