2017.02.24
行事
オリエンテーリング(年長組・年中組)・矢印探し(年少組)・宝探し(満3歳児学級)
2月24日(金)
曇り空の寒い日でしたが、延期になった「オリエンテーリング」が行われました。出発前に園庭に集まった年長と年中のペアの子ども達は、少し緊張した顔をしていました。
ペアの子ども達の持っているカードは、辿る矢印の色の組み合わせが何パターンかあり、他のペアの後について行く訳にはいきません。ペアの相手と力を合わせて、自分達の持っているカードの色の順番に矢印を辿って、決められたチェックポイントを通って園庭のゴールに戻らなければなりません。
先生の説明の後、少しずつ時間を空けて子ども達のペアが園庭を出発して行きました。
年長の子どもは交通安全に気を付け、ペアの年中の子どもの世話をしながら矢印を探しながら道路を歩いていました。特に道路を渡る時は、慎重に安全を確かめている様子が見えました。
いろいろな色の矢印が別々の方向を示しているようなポイントでは、それぞれのペアが相手カードを見たり、矢印を見たりして間違いのないように確認して先に進んでいました。子ども達の安全のために、気を付けなければならない場所で見守ってくれているお家の人達に合うと、子ども達はちょっと安心した顔をします。
チェックポイントの旗が見えると、嬉しくなって早足になるペアが多かったです。チェックポイントで間違いなくポイントを通過したというシールを貼ってもらい、そこの担当のお家の人に「気を付けて、頑張ってね。」と励まされると、よしという顔で次のチェックポイントに向かって元気よく歩き出します。
それぞれのペアは、最後のチェックポイントで確認のシールを貼ってもらうと、そこから園庭のゴールまでは辿る矢印なしで帰ります。この最後のチェックポイントからゴールまでが、ペアにとっての大きな試練になります。園のある方向が分からないと、迷ってしまいます。事前に何回か「オリエンテーリング」を行う地域を歩く時に、いろいろな所で園の方向を確認し、困った時に目印になるものを知らせておきます。
無事に園庭に戻ってきたペアは、ほっとした顔でゴールに向かいます。特に年長の子どもは、年中のペアの子どもをゴールまで連れてくることができたという思いが強いせいか、その顔が印象的です。
ゴールで自分達が持っているカードのチェックポイント通過シールを確認してもらい、最後のゴールのシールを貼ってもらいます。
その後先生から「がんばったね」メダルを掛けてもらうと、とても満足そうな笑顔でペアの相手とメダルを見せ合ったりしていました。
この活動は、卒園を間近に控えた年長の子どもにとっては、意義の多い活動です。そして、子どもの安全のためにお手伝いをしてくださるお家の人がいることでできる活動でもあります。年長の子ども達は、「オリエンテーリング」で大きな達成感を感じ、同時に子どもだけで道路を歩く自信もつけたと思います。4月からは、毎日が「オリエンテーリング」になる年長の子ども達、今日の慎重さをいつまでも忘れずにいて欲しいと思います。
年長と年中が園外で「オリエンテーリング」をしている時、年少の子ども達は園舎内で「矢印探しゲーム」をしていました。もも組とゆり組の子どもがペアになって、3色の矢印を順に辿って行くゲームです。
チェックポイントに来ると、そこにある課題を皆でして次に進みます。
最後にたどりついた部屋にご褒美の「なかよし・がんばったね」ペンダントがあり、それを先生から掛けてもらいました。子ども達はとても嬉しそうでした。
満3歳児学級たんぽぽ組は、『はっち(運動会の時に仲良くなった架空のキャラクター)』からの手紙に書いてあった「宝探しゲーム」をしました。
宝は、たんぽぽ組のマークと『はっち』のマークの描いてあるペンダントでした。子ども達は、そのペンダントを首からかけて、とても嬉しそうでした。
年少の子どもも満3歳児学級の子どもも、年長と年中の「オリエンテーリング」を一緒にしたくてたまらないのですがまだ無理なので、同じ時間帯に園舎内でゲームをしていたのです。年少の子どもは、自分達も年中になったらできるんだと楽しみにしているようでした。