2016.03.03
未就園児行事
いちご組お話会(未就園児学級)・お話会(満3歳児学級・年少組)
3月3日(木)
いちご組お話会(未就園児学級)
未就園児学級いちご組の「大石先生と黒猫クロちゃんのお話会」がありました。いちごさん達は6月に1回大石先生とクロちゃんに会っていますが、もうすっかり忘れているようで、初めは誰だろうという顔をしてみていました。
クロちゃんが出てきて、鳴き声クイズが始まりました。ブタやネズミ、ヒツジ等の鳴き声は知っている子がいて、その動物の鳴きまねを楽しんでいました。最後にキリンが出てきて、大石先生の「キリンは、なんて鳴くんだろう?」と聞くといちごさん達は、「キリン、キリン!」なんて答えていました。大石先生が、「キリンはね、ビール、ビールって鳴くんだよ。」と言うと、お家の人たちは大笑いでした。でも、いちごさん達は「?」と言う顔をしていました。
いちごさん達には無関係の笑いを取った後は、今日は雛祭りなので、大石先生自作の「クロちゃんの家の雛祭り」を話してくれました。教頭もお手伝いをしました。
貧乏のクロちゃんの家では、雛人形が買えないのでクロちゃんと妹のシロちゃんは雛人形の絵を描いて飾ります。アンパンマン好きのクロちゃんはアンパンマン内裏様、ドキンちゃん好きのシロちゃんはドキンちゃん似のお姫様を描きます。
雛あられも買えないので小石をたくさん拾ってきて、それにピンク色と緑色と白い色を塗って雛あられにします。ピンクは桃の花の色、緑は草木の芽の緑、白は雪の白を表し、どれも魔除けに通じる色であるなどの話がありました。雛あられの色のことなどあまり考えず今まで食べていたお家の人もいたようで、ちょっと驚いていました。
でも、クロちゃんの家の雛あられは小石で作った雛あられです。
食いしん坊のオオカミがやって来て、早速雛あられを食べます。小石の雛あられですから歯が欠けた、とオオカミは大騒ぎです。いつもの意地悪オオカミなら、ここで大変なことになりますが、雛祭りのオオカミは優しいオオカミでした。貧乏なクロちゃんの家族のために、いろいろな野菜を持って来てくれます。その野菜を使ってクロちゃんのお母さんがちらしずしを作って、オオカミも招待して雛祭りをします。と言うお話でした。
最後にいちごさん達は、クロちゃんにタッチしてさようならをしました。ちょっと怖そうに手を出してタッチする子もいましたが、会の初めのように誰だろうという顔をしているいちごさんはいませんでした。
少し難しい話もありましたが、途中で「雛祭り」の歌を歌ったり、ちょっと笑わせるような場面があったりしたので、いちごさん達も最後まであきずに「クロちゃんの家の雛祭り」の話を聞くことができました。お家の人たちは、改めて季節季節の日本の古くからの伝統を子どもに経験させることの大切さを知ったようです。
お話会(満3歳児学級・年少組)
未就園児学級いちご組の後は、満3歳児学級と年少組のお話会でした。いつものように、クロちゃんのいびきが聞こえているのにクロちゃんはどこにいるのか分かりません。でも、大石先生とクロちゃんのお話会がもう3回目の年少さんは、「帽子の中だよ。」と大騒ぎです。
子ども達の言う通りに帽子の中から出て来ると、早速「皆さん、今晩は。」の挨拶で、皆大笑いです。
何とか「おはようございます。」の挨拶ができた後は、まぼり幼稚園を「ボリボリ幼稚園」と言ってまた大笑いを誘います。クロちゃんは何回か言い間違いをして後子ども達に教えてもらいます。「ちゃんと言えたら拍手してあげてね。」と言う大石先生の話の後にちゃんと「まぼり幼稚園!」と言えると、子ども達は大拍手でした。
拍手をもらった後、「鳥になりたかったクロちゃん」と言う話が始まりました。空を飛んでみたいと女神にお願いをすると、クロちゃんの背中には蝙蝠の様な羽が生えます。喜んで空を飛んでいると、鳥に変な奴と仲間外れにされます。悲しくなって、友達の獣の所に行きます。すると、その獣からも羽の生えた変な奴とのけ者にされ、家に帰ります。そこでもお父さんやお母さん、兄弟からもうちにはそんな子はいないと追い出されてしまいます。
悲しくなって女神に元に戻してくださいとお願いし、元に戻ることができます。そして、やっと元のようなったという話です。
「鳥になりたかったクロちゃん」の話の後は、いちご組と同じ「クロちゃんの家の雛祭り」の話でした。いちごさんと違い、雛祭りの話などを先生からも聞いているいるようで、子ども達は楽しそうに話を聞いていました。
満3歳の子どもも年少の子どもも、大石先生の話に聞き入っていました。そんな姿に、もうすぐ一つ上の学年に進むんだという気持ちが表れていました。
大石先生と黒猫クロちゃんのお話会は、これが今年度最後です。大石先生が帰る時に、全部の学級の子ども達が玄関に見送りに来ました。年長の子ども達からは、長い間楽しいお話会をしてくれたことに感謝して、写真や言葉を描いた色紙のプレゼントを渡しました。
来年度も大石先生と黒猫クロちゃんのお話会を皆で楽しみに待っています。よろしくお願いします。