2016.02.03
日常節分
鬼がきた!
澄み切った青空。今日は気持ちの良い天候でした。
体操広場で育てているキャベツも葉が幾層にも巻かれ、それらしくなってきました。
春の野菜は苦味がありますが、その苦味は体内の毒素を排出するためと聞いたことがあります。
園庭は春の恵みが芽を出しています。
さて、今日は節分です。さやま幼稚園にも鬼たちがやってくるということで
各学年で豆まきをしました。
各学年、発達段階に応じた豆入れを作り、先生から豆を入れてもらいました。
「鬼、怖いな・・・。」とつぶやいている子もいましたが、
先生と一緒に「鬼は外!福は内!」と声を揃えて言いました。
すると・・・「うおー。うおー。」どこからかうなり声が聞こえてきます。
ついに、鬼がやってきました・・・・。
ひよこさんの所にやってきた鬼。青鬼はどこかで見たような・・・・。
かたまって動けない子、口をあんぐりと開けている子もいましたが、
子ども達は一斉に豆を投げ始めました。
今年のひよこさんは誰ひとりとして泣いていませんでした。驚きました!
豆の攻撃に耐えられなくなった鬼たちは、疲れた様子で退散していきました。
「やった~。」「バイバイ~。」笑顔のひよこさんでした。
年中さんのところにやってきた鬼は大きな顔をしてすごい迫力でした。
鬼が表れると後ずさりをする子、先生にしがみつく子もいましたが、
声を出しながらみんな必死に逃げ回っていました。
これは、日頃の鬼遊びの成果でしょうか。逃げ足の速いこと。
それはものすごく賑やかでした。
この状況を楽しんでいる子も油断はできません。鬼に追いかけられます。
体操広場を何周もしたので、鬼はやつれた様子でした。
鬼が帰っていくと、ほっとした様子の年中さんでした。
最後に年長さんの所に現れた鬼はまるでなまはげのようなすごい形相をしていました。
始まる前までは、「園長先生だよね。」と言っていた子もすごい勢いで逃げていきました。
まるで、蜘蛛の子を散らすように!
そのうち、一人二人と鬼を追いかけだす子が出てくると鬼の方が汗だくになっていました。
また、知恵がある年長さん。後ろからそっと近づき鬼をおどかそうとしていたり、
挟み撃ちにしようとしたりしていました。
(ちょっと、鬼が気の毒に思えるほどの勢いでした。)
「さやまの子どもたちのパワーはすごすぎる~。」鬼は息を切らせ、
よろよろと逃げていきました。
心の中の悪い鬼を退治し、すっきりとした子どたちでした。
明日から暦の上では『春』になります。