2016.12.07
生き物
冬ごもり
今日は冷たく張りつめた空気に覆われ、
本格的な冬の到来を感じました。
カメのポンちゃんもこの寒さで、おとなしくなってきました。
そこで、ひよこさんを中心に冬ごもりをさせることにしました。
園庭の落ち葉をたくさん集めたひよこさん。
ポンちゃんのために、落ち葉のお布団を用意しました。
「わっしょい、わっしょい。」
落ち葉がたくさんはいった重たいたらいも
なんのその。みんなで力を合わせて運びます。
予め掘っておいた穴に、囲い用のおなべを入れました。
そこが、ポンちゃんのおうちになります。
「ポンちゃん、もう寝るんだね。もうそんな時期なんだね。」
という声が、年長さんから聞こえてきました。
大勢の子どもたちに囲まれたポンちゃんは、
ちょっぴり照れたように首をすぼめていました。
「しばらく会えなくなるね。春になったら会おうね。」
冬ごもりの意味がまだよくわからないひよこさん。
じっと見守っています。
大好きなポンちゃんとしばらく会えなくなるのが、
さみしいようです。
なんとも言えない空気が流れました。
子どもたちは心の中で、いろいろなことを感じていたのでしょう。
無事に冬ごもりができました。
今年の春に行方がわからなくなっていたポンちゃん。
みんなで必死になって探し、なかなか見つからなかったのですが、
ある日、砂まみれになって見つかったのでした。
それも、ひよこさんが見つけたのですから、すごいです。
当時、この経過をブログで知った保護者の方々や
旧職員から安堵の声が寄せられました。
みんなに愛されているポンちゃんです。