2016.05.31
ちょっとした話
食育の日
5月31日(火)
今日は、食育の日です。全園児が揃って塩むすびに海苔を巻き、お家の人が作ってくれたタマネギとキャベツ、お豆腐の具の味噌汁でお昼です。年少の子どもは、朝から遊びの中で、黒い紙を海苔にして、それを白い紙を丸めたおにぎりに巻いて遊んでいました。
味噌汁を作る部屋では、お手伝いのお家の人がみそ汁の具の野菜を切っていました。切ったタマネギの匂いに釣られて、見に来る子もいました。
部屋では、学年の発達段階に合わせて、今日の味噌汁の材料について先生がいろいろ話をしたり、クイズを出したりしていました。
「タマネギは、どこにできるのかな?」
「タマネギは、生だと目に沁みるんだよ。でも、煮たり焼いたりすると目に沁みなくなって、甘くなるんだよ。」
「キャベツの皮を剥くと中はどうなっているのかな?あれ、また同じのが出てきたよ。」
「今日のお味噌汁の中身は、なんだろう?」
準備ができると、お手伝いのお家の人がお味噌汁を部屋まで持ってきて、子ども達のお椀についでくれました。子ども達は、「いい匂いがする。」なんて言いながら早く食べたそうな顔をしていました。
先生に塩むすびを配ってもらい、包装紙の外し方を教えてもらいました。昨年度もそうでしたが、年少の子ども達にはこの作業は難しいようで、なかなか外せずに先生に手伝ってもらっていました。
包装紙を外した後は、自分で海苔を巻きます。巻き方も先生が説明しますが、年少の子ども達は説明通りいかないようでいろいろな方向で巻いていました。でも、なかなか個性的で面白いです。
頂きますをすると、待ってましたとばかりにおむすびに齧り付いていました。お味噌汁も具がたくさん入っていておいしいようでお代わりをしていました。
今日のお昼は、普段子ども達が持ってきているお弁当と比べると、カロリーや栄養面では少し足りない面があります。でも、皆で同じものを一緒に食べることで子ども同士がそれを話題に食べ物の話ができることや、先生の食材の話などで食べ物への興味や関心が高まることが期待されます。それが今日の「食育の日」のねらいなのです。
今後も、機会をとらえて「食育の日」を設けて、子どもの食べ物への興味関心を高めていきたいと考えています。