かまくらだより№9
“かがやきのとき”
今日から二学期が始まりました。子どもたちも元気にかまくら幼稚園に戻ってきました。きっと心も体もぐんと大きくなったことと思います。今学期も元気に幼稚園で遊び、さらに大きく成長していく姿を、皆さんといっしょに「たのしみ」にしていきたいと思っています。
おかげさまで、夏のぬくもりを中止することなく夏休みを終えることができました。皆様のご協力のたまものと感謝しております。
わかば会役員の皆さんにも感謝です。わかば企画「水鉄砲で遊ぼう」「映画会」は多くのお子さん、保護者のみなさんが楽しめる会となりました。ありがとうございました。
それなのに残念無念だったのは「ハ・ナ・ビ」です。このがっかり感をプラスパワーにチェンジ!
2学期も元気よく、ひたすら子どもたちの“かがやき”のために力一杯精一杯取り組みます。
<保育の3つのキーワード>
☆ え が お 幼稚園は、先生や友達がいて楽しいところ
☆ かがやき 幼稚園は、子ども一人ひとりの成長が見えるところ
☆ しんらい 幼稚園は、保護者が入れてよかったと思うところ
9月1日は「防災の日」
大正12年9月1日の11時58分。M7.9の大地震が関東地方を襲いました。死傷者は20万人近く、約44万戸が焼失。昼どきだったために調理で火を使っていた家庭やお店が多く火災が広がり被害が多かったとも聞いています。
消防設備は十分でなく何日も大火災が衰えなかったので、みんなが水を求めて大変だったと、母が子どものころ聞いた話を私にしてくれたことをよく覚えています。
8月30日に、福島の双葉町の一部が11年5カ月ぶりに避難指示解除となりました。東日本大震災の復興は道半ばだと改めて痛感しました。同時に今度は私が次の世代に語り継ぐことになったのだと今さらながら気づかされました。被災された方たちには直接何も力にはなれませんが、今自分にできることはそういうことだと思った次第です。
先生たちも勉強しています
西武学園では毎年、姉妹園5つの幼稚園の教員が全員集まって夏季宿泊研修会を行います。今回は3年ぶりの開催です。対面式でと計画していましたが、オンライン開催となりました。
研修の一つに「自園の環境自慢」がありました。かまくら幼稚園の自然環境はダントツの豊かさでした。とても恵まれた環境なのだと再認識です。緑地の広場、水道山、お猿畠の大切岸、衣張山まだまだあります。まさに「有難い」環境!もっともっと保育に生かしていきたいと思います。
あいさつは人間関係の第一歩
出勤時、「行ってらっしゃい」とあいさつをしてくださる方がいます。「行ってきます」と返す私。引っ越したばかりのとき、とてもうれしく思うのと同時に心に感動をおぼえました。それだけでその方との心の距離が近くなった気持ちになったからです。
朝、「おはよう・・・あのね。昨日ね・・・」子どもが先生に語りかけます。「・・・そうだったの。よかったね・・・」言葉を返す先生。何気ないやり取りですが、これが済むと子どもはうれしそうに足取り軽く部屋に行きます。ただそれだけですが、この積み重ねも大事な関係づくりになっているのです。