かまくらだより№7
今日は七夕です・・・今晩はいいお天気になりますように!
各クラスの笹飾りをホールに飾り、みんなで七夕の集会をしました。
ササのは さーらさら・・・みんなで歌いました。劇(七夕の由来)をみて、星のトンネルをくぐって、気持ちは天の川へ届きそう
「一番大きいのをお願いします」これは、幼稚園の裏手の笹を切り出すときのあいさつです。そう、さとし先生が目の前で切ってくれるのです。クラスのみんなで、裏手に出かけていき、屋根に届きそうな切りたての笹をもらい「わっしょい!わっしょい!」みんなで担いで運びます。ここから笹飾りづくりに拍車がかかります。本物の力がそうさせるのでしょう。
子どもたちはどんな願い事を書いたのでしょうか。どんな願い事でもいいのです。“自分のお願い事”を考えることそのものを楽しむのが七夕です。
クーベルタンの「参加する」
子どもたちがとび箱や鉄棒に挑戦しています。走ることやリレーにチャレンジしています。2学期に運動会があるので、子どもたちのやる気に先生は火をつけようとしています。
近代オリンピックの創始者クーベルタンは「オリンピックで重要なことは、勝つことではなく参加することである」という有名な言葉を残しました。この参加という言葉、「それに出れば良い」「そこへ行けばよい」という軽い意味にとらえられがちです。私も同じように思っていました。しかし、クーベルタンの言う参加は「期待された役割を責任持って果たしなさい」ということだそうです。
持てる力を最大限に発揮して課題を乗り越え、目標を達成しようと努力する。その努力があれば、勝負に関係なく見事に参加した事になるのですね。
子どもたちは、目標を持ってチャレンジしています。また、目標は同じでも、それに挑戦する子どもの課題は一人ひとり違います。先生はその一人ひとりの課題を見極め、子ども自らがチャレンジする努力を支援しているのです。これならばきっとクーベルタンに認めてもらえるでしょう。がんばってね。応援しています。
6月は定期健康診断の月でした
内科と歯科の園医先生に一人ひとりの検診をして頂きました。年少さんは胸に聴診器をあてるときすこしどきどきでした。歯の検査は大きな口を上手に開けて診てもらいました。
そこで見つけたのが、以下の調査です。
―噛むことのお勧めー 神奈川歯科大学の調査だそうです。
<弥生時代の卑弥呼の食事>
餅玄米のおこわ、ハマグリの潮汁、アユの塩焼き、干物、クルミ、クリなど約4000回噛んで、時間は約51分ぐらい。
<鎌倉時代の源頼朝の食事>
玄米のおこわ、ハマグリの塩むし、イワシの丸干し、ごぼうの煮もの、梅干しなど約2650回噛んで、時間は約29分ぐらい。
<今の普通の食事>
ご飯、油あげの味噌汁、さんまの塩焼き、きんぴらごぼう、おひたしなど約1000回噛んで、時間は約13分ぐらい。
<ファーストフードの食事>
チーズバーガー、フライドポテト、コーンスープなど約560回噛んで、時間は約8分ぐらい。
*人間の歴史は、食物をおいしく柔らかくする工夫を重ねてきました。その知恵は優れていますが歯やあごが発達しなくなり、脳も刺激しなくなったと言われています。よく噛むことが大切です。あなたは1回の食事で何回噛みますか。私は恥ずかしくて答えられません。
かがやく子どもの姿
☆ 年少さんが裸足で走りまわっています。先生は「ついこの前までは、裸足を嫌がっていたんですよ。」と微笑んで見ています。砂場を見ると大きな川を作っている子どもたち。見ると、皆、年少さんです。4月は年長さんが作るのを横でながめていたのにと思うと、更に微笑みが増してきます。
☆ 私が大きなミミズをつかまえられないでいました。そこに来た年中さんがそれをひょいとつかんで持ちました。その後も持ち続けて友だちに見せています。「あれ、いつの間に・・・」と私。
☆ 大きくて固くなったおだんごを自慢気に見せにくる子。だんご虫を、追いかけて、つかまえて、袋に入れて見せにくる子。虫取り網をかついで毎日追いまわす子。子どもたちの自然への好奇心の高まりがうれしい7月です。
* 子どもの直接体験が乏しくなってきたことが話題に上って何年もたちました。もっともっと、このかまくらで、自然への直接体験が豊かになってほしいものです。