文庫幼稚園

2022.09.20

かまくらだより№10

“秋を感じられるようになりました🍠”

 今年も猛暑、猛暑で、園庭の樹木、草花も少し元気がなさそうでしたが、ご家庭での植物の様子はいかがでしたか。最近は、夜更けや朝方は、虫の声が聞こえるようになりました。実りの秋がもうすぐやってきます。

 9月、残暑の厳しい毎日です。汗の玉をいっぱいに、にじませた顔の中に生き生き輝く瞳で遊ぶ子どもたちです。一人の子どもが向こうから走ってきて飛びつきました。手を握って「こっち来て。 ねえ、見てて!」と言って登り棒のてっぺんまで登ります。登れるようになった姿をみせたいのです。得意気な顔が輝きます。横のブランコでは「すごいでしょう。気持ちがいいよ」風を切る顔も得意気です。
 汗の吹き出る毎日ですが、子どもの行動はいつもと全く変わりありません。噴き出る汗に、子どもに中から湧き出るエネルギーや命のほとばしりを感じます。子どもは、どんな環境の中でもたくましく“自分を伸ばそうとする心”の持ち主であることがわかります。そのエネルギーや命のほとばしりは、子どもの生き生きとした表情にあふれ出ます。

Withコロナ~お互いが温かい目で見守り、助け合う幼稚園~

 感染予防や陽性の報告など日頃のご協力に心より感謝申し上げます。おかげさまで休園はもちろん学級や学年閉鎖も行わずに子どもたちの幼稚園生活を維持することができています。
 どんなにコロナ禍が続いても、登園すれば「いつもの先生がいる、いつもの友達がいる、いつもの笑顔がある」幼稚園、どんなときでも「子どもらしさを大切にした保育」を大事にする幼稚園でありたいという思いでいます。
 今後も行事は予定通り実施を基本とします。子どもたちは日々成長しています。これはコロナ禍でも変わりません。成長は待ってはくれないのです。できるだけ多くの経験をしてすくすくと伸びてほしいと願っています。

“みんな元気にたくましく大きくなあれ!”

 10月8日(土)、15日(土)の運動会に向けての遊びやチャレンジの取り組みが始まっています。
 「走ったり」「跳んだり」「踊ったり」子どもたち一人ひとりの顔からは、よしやるぞという意欲が伝わってきます。うまくいかないこともあります。でもそれを乗りこえてこそ、たくましく育つ心や体が見えてくるのです。
 先生たちは、全体に目を向けながら一人ひとりの意欲を大切にして、その子に必要な声掛けは何かを模索する日々です。ご家庭でもぜひ励ましやおほめの言葉をよろしくお願いいたします。

輝く子どもたち

〇「虫見つけたよ、ほら」うれしそうに、すごいでしょうと言いたげに見せる子ども。「見つからないよ~。どこにいるの。ねえ、探して」とお願いに来る子ども。~ちゃんのように見つけたいのでしょう。「袋ちょうだい」袋をもらいに来て探しまわります。見つからなくてちょっと寂しそうですが、がんばる姿には心が和みます。

〇年少さんと先生がしゃがみこんで、何か話しています。話題は分かりませんが、何やら先生も子どもも楽しそうな表情をしています。二人の人間関係が感じられて、やはり心が和みます。

―お誕生日会―
〇年長・年中さん みんなの前に立って話す様子は一年前とは様変わり。頑張っていました。見ているみんなの起立の仕方や拍手なども上手にできていました。夏休みを過ぎて、一人ひとりが本当に大きくなったような気がします。ふだん遊んでいる様子や話している様子を見ていても、身も心も本当に大きくなりました。ここが大きくなったね。こんなこともできるようになったね。すごいなあ。えらいなあ。たくさん成長をほめてあげて子どもの喜ぶ顔がたくさん見たいものです。
〇年少さん お祝いにみんなで歌を歌いました。みんなでそろって歌う姿は、4月にはなかなか想像できないことでした。私のマジックや先生たちの劇も椅子に座って見てくれています。そして、うさぎとかめを応援する姿も4月には考えられない姿でした。

園長 新井宏明