かまくらだより№4より
第49回 創立記念日 6月1日(休園日)
*1973年(S.48) 「学校法人 西武学園」誕生
*1974年(S.49) 「かまくら幼稚園」誕生(学園2番目)
*現在は、卒園生4086名
*卒園生のお子さん、多数在籍/本園の先生にも
そのまま受け止める
前号で、「大事なのは、心の揺れを家庭でも幼稚園でもそのまま受け止めること」と書きました。
たとえば、心揺らして「幼稚園に行きたくない」と駄々をこねる子どもをそのまま受け止めるというのは、どうすることでしょう。休ませていいってこと?
そうではありません。行きたくないと駄々をこねるわが子の様子から気持ちを感じ取る。これがそのまま受け止めるになるのです。いつも大事なのは目に見えない心!
ポイント ①オンリーワンのわが子をよく観る
・「〇歳だから」「男だから」「女だから」はNG!オンリーワンですから💛
・親としての思いは横において、そのままのわが子を観る。
②わが子が思っているだろうことを言葉に出す
・表情から想像できるわが子の気持ちを言葉にする。
⇒ 「たのしいね!」「くやしいね!」「かなしいね!」「怒ってるんだね」等
“ちいさないのち”と子どもたち
ここのところ登園のときに袋にいれて、または握りしめて、「ほら、テントウムシ」「ダンゴムシだよ」と見せてくれる子どもたちがいます。「ミミズだよ!ほら」と朝から大きめのミミズを捕まえて得意げに差し出すつわものもいます。
ある朝、登園してきた子がしっかりと手を握っていました。手を差し出します。「何が入っているのかな?」・・・「ほら!」と開いた手の中には、大きなだんご虫が4~5匹入っていました。にこっと笑って部屋に向かう子の嬉しそうな顔、これから遊ぶんだという意欲満々💪
子どもの手には”小さな生き物”がいっぱいの季節です。ダンゴムシは幼稚園で一番の人気者。テントウムシも人気です。子どもたちにとって“ちいさないのち”は心ふるわせ、一緒に遊んでくれるとても大切な友達です。“ちいさな いのち”に、触れる子どもの“いのち”が輝く季節です。
ダンゴムシのたべもの
*かれた しょくぶつ *しんだむし *たべものの かす *コンクリートや いしを ときどき たべるんだって!
微笑みかえし
無気力の心理学というのを知りました。聞いた話の中でなるほどと思うことがありました。
〇乳児や幼児に対して不快な意思表示(泣く、嫌がる、おこる・・・・)に対応するだけでなく、「微笑みかけてきたら、微笑みかえす」「顔を見つめてきたら、その視線を受けとめる」などの快の意思表示の対応が、意欲的な子どもを育てる上でとても大切である。
*よし!これからは「微笑みをかえそう」「視線を受け止めよう」なんて肩に力を入れてはいけません。専門家の話は正論です。そしてできそうでできないのが正論でもあります。「またできなかった」「でも今度こそ!」 これが向上心✨成功のヒケツ👍急がば回れ、ゆっくりじっくり続けましょう。
輝く子どもたち
年長 少し高いところから飛び降りようとしている年長さん。「エイッ!」見事に成功です。「すごい!すごい!上手だねー」それを見ていた通りがかりの年長さんが「当たり前だよ。年長だから!!」 恐れ入りました💦年長になるって特別ですね。
年中 朝、さっとお母さんの手を放して、「行ってきます」と門を入っていきました。昨日までとは真逆の行動に驚きです。きっと心のコップがあふれた瞬間だったのでしょうね。うれしいですねー💛
年少 「園長先生ジャンケンしよう!グーだして」ジャンケン、ポン 「やった~」😊毎朝喜んで門を通ります。かわいいなあ♡ このジャンケンどのようにステップアップしていくのかなあと思うと、私もニコニコになります。